2022/02/05
ファウヌス=サチュロス
ポンペイ展でおじさん風の「ファウヌス像」を見ました。
ファウヌス(ローマ神話)=サチュロス(ギリシャ神話)
ということで、
昔同じ東京国立博物館で見た
「踊るサチュロス像」を思い出しました。
少年のようにも見える美しい姿。躍動感!
よく知らないな、、という方のために
画像をアップしますね。
画像はカメラマンのMarco Delogueさんから
許可をいただきました。
私の「古代ギリシャのいいこと図鑑」(小学館)という
本に載せています。
カッコイイでしょ。
この像に出会ってから
ギリシャと南イタリアと北アフリカを結ぶ地中海とその文化が
まったく違ったものとして感じられるようになりました。
この像にまつわるもろもろを明日のラジオ深夜便の生放送で
お話しするつもりです。
よかったら聞いてください。
結城昌子
2021/12/06
昨夜のラジオ深夜便
昨晩、NHKラジオ深夜便の生放送のために渋谷のスタジオまで
行ってきました。
内容は民藝展、ホキ美術館 野田弘志展、深堀隆介展、、、
話は絵にとってリアルとは、、みたいなことになり
普段とは少し違った雰囲気で私自身も楽しみました。
金魚絵師・深堀さんとプレビューで少し立ち話できたのも嬉しかったです。
その時の深堀さん、「毎日金魚の世話に追われています」(笑)と。
金魚という存在を愛しているお話に聞き惚れました。
ラジオ深夜便 聞き逃しサービスはこちらです。
らじるらじる
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_07_3744812
今週いっぱい聴くことができますので、よかったら聴いてください。
結城昌子
2021/12/02
『若冲の絵本 み〜つけた!』
小学館あ〜とぶっくシリーズ16 『若冲の絵本 み〜つけた!』が
12月1日に発売されました。
よかったら書店で見ていただければ嬉しいです。
このシリーズは、『ゴッホの絵本 うずまきぐるぐる』 に始まり、
たくさんの方に読んでいただき、現在ではなんと16巻に!
この間28年。
当初はこんなにつくり続けるとは思ってもいませんでした。
応援してくださった読者の方々のおかげです。
もはや私のライフワークになっています。
結城昌子
2021/04/06
『これが鳥獣戯画でござる』
子どものための名画の絵本
『これが鳥獣戯画でござる ニッポンのわらいの原点』
が4月1日に発売になりました。
良かったら書店などでみてやって下さい。
多分、4月13日から開催の東京国立博物館「鳥獣戯画のすべて」
の展覧会の特設売り場か東博のミュジアムショップでも
みることができると思います。
結城昌子
2021/04/06
ラジオ深夜便 美術館に行きませんか
一昨夜、ラジオ深夜便の生放送を終えました。
2ヶ月に一回というのんびりとしたスケジュールですが
楽しく続けさせてもらっています。
実はこの一年、新型コロナの感染予防のため、
ずっと電話で出演していました。
ラジオ深夜便は収録で4年、
生放送になってから4年目をむかえたので
そろそろ慣れてきてもいいのにな、と思いながらも
情けないことにマイクを前にすると
やっぱり緊張してしまいます。
一昨日は久しぶりのスタジオだったためか、
なおさらでした。
もし良かったらこちらで聴いていただければと思います。
今週いっぱいこちらで聴くことが出来ます。
深夜便ナイトガイド
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0324_07_343809
美術館へ行きませんか 4月4日<日曜日>午後11時05分〜
放送でお話しした鳥獣戯画についての内容では
伝わらなかった気がしています。
ここに追記しておきますね。
現在みることができる甲巻の唐突なおしまいは
どうも当初作り手が描いた終わり方では
なかったようです。
ホノルル美術館の<模本>を見てみると
大蛇が登場し、みんな逃げまどうように退散しています。
これが本来の姿だったようですね。
鳥獣戯画は、もちろん最初は
ひとつながりで描かれていたわけですが、
長い歴史の間に<錯巻>が起こり、
途中が失われたり、前後入れ替わってしまったり
したようです。
他に放送では「コンスタブル展」と「あやしい絵展」についても
お話ししました。
どちらもとても充実していて良かったですよ。
結城昌子