2010/05/18
大阪のルノワール展での講演
土曜日午後、晴天に恵まれた大阪、中之島の国立国際美術館で
講演をさせていただきました。
「晴れた日はルノワールに遭いに行こう」
130席ほどの会場に満員のお客さま。
みなさん熱心に、中には最初からメモを取る方もおられ
これはがんばらねばと緊張もしました。
が、そこは大阪。うれしいですね。
時々に「ここは笑うとこじゃない」はずの当方の失態を
声をあげて笑って見逃してくださり、会場はルノワールらしい
やわらかい雰囲気に包まれていきました。
そして気づくと1時間半の予定時間ぎりぎりまで話してしまい、
質問を受けることもできない始末。
東京講演では時間進行を間違えたり。。。と
なかなか時計を制することのできない私です。(笑)
展覧会場は連日5千人越えの来場者だそうで
イレーヌ(・カーンダンヴェール)嬢!!の魅力に主催者の
方々も、ただただ感心しておられました。
また大阪の皆様とも、時計をきちっと制しての
講演の席でお目にかかれるのを楽しみにしています。
結城昌子
背後のイレーヌ嬢。ルノワールは細かいまつげまで描いている。
2010/05/14
明日は大阪のルノワール展で講演会です。
ルノワール展の講演会告知
上のサイトでもご案内いただいていますように
明日「晴れた日はルノワールに遭いに行こう」という題で
大阪国立国際美術館で講演をさせていただきます。
14時から1時間半ほどなのですが、午前10時から整理券を配布
というシステムのようです。遠路お越しいただく方々には
たいへん申し訳ないのですが
お立ち寄りいただければ、幸いです。
結城昌子
2010/04/18
「アムステルダム(新)国立美術館」という映画
今週、「アムステルダム(新)国立美術館」という
オランダのノンフィクション映画の試写(内覧会)
を見せていただきました。
今年の夏、ユーロスペースで公開されるものだそうです。
監督とか、どのようないきさつでこのようなノンフィクション映画が
できあがったかなど詳細については、私はまったく分かりません。
レンブラント作『夜警』で有名なアムステルダム国立美術館。
この美術館が今大改造に入っています。その建築計画を
めぐって起こる騒ぎの一部始終を追っていくというもの。
この映画の面白さ(事実なので「面白い」と言っていいのかどうか)
は、美術館やアートに関わる人だけに感じられるようなもの
ではないと思います。
状況が二転三転していく人間ドラマ。
最後にはついに声をあげて笑ってしまって。。。
私などはどちらかといえば、
討論しながら作品をつくりあげていくという
プロセス向きのタイプではないので、
「だれにとっても、理想的なもの」を考えること自体が
すごいな、と感心してしまいました。
中に日本からこの美術館へ買い取られていく
二体の巨大な仁王像がでてきます。すばらしいものでした。
私はこの作品についてもよく知らず、
こういう作品が海外へ出て行くことには
ちょっぴり残念な感慨を抱きました。
この作品についてどなたかご存じでしたら、
教えていただければ嬉しいです。
ともかく、ちょっとおもしろい映画でした。
結城昌子
2010/03/27
「ふるさとのお盆の思い出」絵画コンクール
先週の土曜日に「ふるさとのお盆の思い出」絵画コンクールの表彰式がありました。
このコンクールは、日本香堂が10年続けているもので、なんと約6万作品もの応募がある大きなものです。私は審査員として参加させていただいていますが、最終選考には毎回心のこもった力作が揃うので個人的に楽しみにしています。審査員長は原田泰治先生です。
現在、お台場のフジテレビの本社1階、シアターモール(4月4日(日)10:00~18:00まで)で入賞作品が展示されています。
小学生低学年、高学年、中学生の最優秀賞に選ばれた子どもたちにも直接ふれあうことができて嬉しかったです。
作品はここで見ることができます。
http://www.kodomo-kaigakan.jp/list.php
結城昌子
2010/03/08
ルノワール展記念講演
昨日、国立新美術館でルノワール展の記念講演をしました。
このブログから会場へ駆けつけてくださった方々、ありがとうございました。
あいにくの雨模様にもかかわらず、おかげで満席でした。若い二人連れや、中に中学生くらいのお子さん連れがいらしたのも望外の喜びでした。
残念ながら一部の方としかお目にかかれませんでしたが、声をかけていただき嬉しかったです。なんだかとても新鮮な気分でした。
会場を見渡して、私はとてもいい方々に応援してもらっているんだなということを実感しました。
ルノワール展は東京の後、大阪国立国際美術館に巡回することになっています。5月15日(土曜日)にそちらでも講演をしますので、お近くの方、よろしければお越しください。
皆さんとお話するうち、私はまた少しルノワールの魅力を再発見できた気がしています。
皆さんはどうですか。
結城昌子