2009/10/17
徳島 大塚国際美術館で
鳴門の大塚国際美術館で、来週土曜日
24日午後13:30~15:00
「モネとジベルニー」というテーマで
結城昌子が講演をさせていただきます。
入館料は必要ですが、特に予約などは必要ないようですので、
お近くの方は立ち寄っていただければ幸いです。
http://www.o-museum.or.jp/japanese/event/new/index.html#20091024
artand管理人may
鳴門の大塚国際美術館で、来週土曜日
24日午後13:30~15:00
「モネとジベルニー」というテーマで
結城昌子が講演をさせていただきます。
入館料は必要ですが、特に予約などは必要ないようですので、
お近くの方は立ち寄っていただければ幸いです。
http://www.o-museum.or.jp/japanese/event/new/index.html#20091024
artand管理人may
越後妻有もそうですが、ここも過疎化が進む島を
アートの力で活性化させようと実践してきた島ですね。
聞くところによると今や島には年間10万人の観光客がくるそう。
「ベネッセハウス」や「地中美術館」のほかに、
島にはアーティストたちが廃屋を利用して作品を残す
「家プロジェクト」があって、
この10月に千住博さんの「石橋」が完成したので、行ってきました。
築200年の家屋の母屋には瀬戸内海の風景に触発された「山水画」。
奥の蔵には「滝」も描かれていました。
襖に描かれた「山水画」は、千住さんの新しい挑戦の始まりを
感じさせてくれました。
もう一つ楽しかったのが大竹伸朗さんの「銭湯」。
いつも町の年配の方々に混じって外国の人や若者たちが一緒に
湯船につかっているそうで、
この町ならではの素敵な光景だと思いました。
私が訪ねたときは朝早かったため、「高松からこのお風呂に入りに来た」
という女性が大竹伸朗ワールドを独占していました。(笑)
写真は「銭湯」。
時と場所を忘れさせてくれるほのぼの空間にすっかり心和みました。
結城昌子
行ってきました。
冬は3メートルの豪雪になるというこの地方。
過疎化が進んでいます。
そんな町や村はアーティストたちには
どんなふうに映るのか?
アーティストはこの事態に対して、
お金以外のどういうパワーを送るのか?
それぞれの人やチームがユニークな作品を残しています。
昔の絵は、額に入ったり、
大きなものでも壁に描かれたりという
ものでした。が、今やアートも巨大化。
ここでは
田畑を耕して生活している地元の人たちと
やりとりをしながらの、大きな家一棟まるごとアート作品。
他に廃校を利用した作品もいくつもありました。
どれも力技、力作です。
そのエネルギーに圧倒され、たくさん元気をもらいました。
今年は明日13日まで。
秋になっても見られる作品もあるようです。
足を伸ばしてみてください。
里山の風景もきれいですよ。
結城昌子
日本香堂さん主催の「お盆の思い出絵画コンクール」の
10周年を記念する一日だけの絵画教室が
8月の終わりに開かれました。
原田泰治先生と私とで2フロアーを分担。
自画像に挑戦する子どもたちの真剣な表情の間を
歩き回りました。
自画像ってなかなかむずかしいのですが、
できあがった絵はそれぞれに魅力的。
09年の夏の自分の顔として
大切にとっておいてくださいね。
日本香堂の皆さま、
原田先生、集まってくれたみんな
お疲れさまでした!
結城昌子
あけて火曜日(9月1日)発売の「週刊・西洋絵画の巨匠」
(580円・小学館)
にシーレへの旅のことを書きました。
私のなかに重なって押し寄せた
今年と30年前、ふたつの思い。
この30年、ほとんどシーレのことを書きませんでした。
なぜだかは自分でもよくわかりません。
どこか恥ずかしいような思いもありましたし。
この年になってはじめて
まっすぐに見えるようになった気がします。
店頭ででも読んでいただけたら幸いです。
ウィーンのレオポルト美術館の外壁。
結城昌子