2014/11/12
ラジオ深夜便 国宝展
今日から らじる☆らじる で
先日の国宝展の日本美術についての回を聞いていただけます。
私が感じてきた日本美術についてちょこっと話しています。
約15分ほどですが、私が公に日本美術を語るのは
珍しいかもしれませんので、
お時間のあるときに聞いてください。
リンクしてあります。
ところでラジオって声でしか間がもたない分、
しーんとした時間が怖くて
私はいつもついつい焦ってしまって
なんだか分からないうちに終わっています。(笑)
改めて聞いてみると、えっ、そんなこと言った?
なんてこともしばしばです。(笑)
結城昌子
コメント
本当にすごい技ですよね。日本美術はそれぞれの技が支えているんですね。でも、技だけでは時代の傑作は生まれない。それをいかに組み合わせて活用するか。そういう意味では、絵師だけでなく、たとえば浮世絵などの版元の力も大きかったんだとつくづく思います。
現代では匠の技を受け継ぐ職人さんたちも跡取りがいないとか経済的に立ちゆかないとか問題が山積しています。
「あの人が亡くなったら、もうこの技をこなせる人はいなくなる」という声をたくさん聞きます。伝統を守りたいと願いながらも、安価な物に負けてしまうのが現状なんです。寂しいですね。
京都迎賓館の舞台扉の切金の装飾をテレビで見ましたが、平安時代には存在した技だったんですね。伝統を受け継ぐ日本の精神のスゴさを感じますね。