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2021/12/06

昨夜のラジオ深夜便

昨晩、NHKラジオ深夜便の生放送のために渋谷のスタジオまで
行ってきました。

内容は民藝展、ホキ美術館 野田弘志展、深堀隆介展、、、
話は絵にとってリアルとは、、みたいなことになり
普段とは少し違った雰囲気で私自身も楽しみました。

金魚絵師・深堀さんとプレビューで少し立ち話できたのも嬉しかったです。
その時の深堀さん、「毎日金魚の世話に追われています」(笑)と。
金魚という存在を愛しているお話に聞き惚れました。

ラジオ深夜便 聞き逃しサービスはこちらです。

らじるらじる
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0324_07_3744812

今週いっぱい聴くことができますので、よかったら聴いてください。

結城昌子

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2021/12/02

『若冲の絵本 み〜つけた!』

小学館あ〜とぶっくシリーズ16 『若冲の絵本 み〜つけた!』が
12月1日に発売されました。
よかったら書店で見ていただければ嬉しいです。

このシリーズは、『ゴッホの絵本 うずまきぐるぐる』 に始まり、
たくさんの方に読んでいただき、現在ではなんと16巻に!
この間28年。
当初はこんなにつくり続けるとは思ってもいませんでした。
応援してくださった読者の方々のおかげです。
もはや私のライフワークになっています。

結城昌子

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2021/04/06

『これが鳥獣戯画でござる』

子どものための名画の絵本
『これが鳥獣戯画でござる ニッポンのわらいの原点』
が4月1日に発売になりました。

良かったら書店などでみてやって下さい。

多分、4月13日から開催の東京国立博物館「鳥獣戯画のすべて」
の展覧会の特設売り場か東博のミュジアムショップでも
みることができると思います。

結城昌子

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2021/04/06

ラジオ深夜便 美術館に行きませんか

一昨夜、ラジオ深夜便の生放送を終えました。
2ヶ月に一回というのんびりとしたスケジュールですが
楽しく続けさせてもらっています。

実はこの一年、新型コロナの感染予防のため、
ずっと電話で出演していました。

ラジオ深夜便は収録で4年、
生放送になってから4年目をむかえたので
そろそろ慣れてきてもいいのにな、と思いながらも
情けないことにマイクを前にすると
やっぱり緊張してしまいます。

一昨日は久しぶりのスタジオだったためか、
なおさらでした。

もし良かったらこちらで聴いていただければと思います。
今週いっぱいこちらで聴くことが出来ます。

深夜便ナイトガイド
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0324_07_343809
美術館へ行きませんか 4月4日<日曜日>午後11時05分〜

放送でお話しした鳥獣戯画についての内容では
伝わらなかった気がしています。
ここに追記しておきますね。

現在みることができる甲巻の唐突なおしまいは
どうも当初作り手が描いた終わり方では
なかったようです。
ホノルル美術館の<模本>を見てみると
大蛇が登場し、みんな逃げまどうように退散しています。
これが本来の姿だったようですね。

鳥獣戯画は、もちろん最初は
ひとつながりで描かれていたわけですが、
長い歴史の間に<錯巻>が起こり、
途中が失われたり、前後入れ替わってしまったり
したようです。

他に放送では「コンスタブル展」と「あやしい絵展」についても
お話ししました。
どちらもとても充実していて良かったですよ。

結城昌子

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2020/12/19

レンブラントは誰の手に?

すっかり更新を怠ってしまいました。

みなさま お元気ですか?
せっかく休館していた美術館が開いたというのに、
なかなか新型コロナ、終息してくれませんね。

今日は久しぶりに
来春に封切り予定の映画のご紹介です。

「レンブラントは誰の手に?」です。
私は先日試写で見せていただきました。

この映画、(ネタバレになってしまうかもしれませんが)
レンブラント絵画に魅せられた、
画商や研究者や修復家やコレクターが、
新しく発見された絵を自分の物にしようとするさまや、
真贋を巡るさまなどが描かれたドキュメンタリー風の作りです。
パリのロスチャイルド家が所蔵していた作品を
国外に渡したくないルーヴル美術館と
自国へ持ち帰りたいアムステルダム国立美術館が欲しがる様子など、
現代のレンブラントを巡る様々な人間模様がおもしろかったです。

中身は実に大真面目なのですが、
レンブラントの作品を買うことなど
想像も出来ない私にとっては、登場人物たちの必死さが
どことなくユーモラスにさえ感じられて楽しかったです。

一般的に言われる「光と影のコントラストが…」なんて言う
ヤワな(笑)説明など一切無く、
心からレンブラントを愛する現代の人たちの言葉には説得力があって、
今までとは違ったレンブラントの魅力を垣間見た気がしました。

見終えたその日は、思わず手元にあった画集をめくっていました。

結城昌子

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