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2011/01/12

青騎士展(年始め展覧会巡り1)

謹賀新年。
今年の展覧会始めは青騎士展です。
bluerider.jpg
魅力的な絵が並んだ展覧会(三菱一号館美術館)でした。
昨年の暮れ、子どもたちと「クレーに挑戦!」していたこともあり
カンディンスキーの抽象作品はよく頭の中に浮かんでいました。
ところが、いざ行ってよく見ると、抽象になる少し前の作品が
どれもとても面白く感じられます。
「よかった。マッケとかもう少し見たかったな」と後で感想を
ミュンヘンのレンバッハ美術館に行ったことのある友人にもらすと
「ミュンヘンに行ってほしい」「あんなもんじゃない」とのこと。
有名なこの美術館に行ったことのない私は、にわかにミュンヘンに心が
飛んでしまいました。
それにしても「印象Ⅲコンサート」のピアノ状の黒い色面の左右の白が
会場の柱だったなんて、まったく知りませんでした。そうなんだ。
絵をみながらのパワーのON・OFFは今年もやっぱり楽しい。
結城昌子

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2010/11/22

「遊んでアーティスト」本が発売されます。

今、朝日小学生新聞の毎日曜日
「クレーの抽象絵画に挑戦!」というテーマで
子どもたちの楽しい抽象絵画を発表しています。
asonde1.gif
「感情を描いてみよう」という子どもたちへの呼びかけが
予想以上に伝わったことに驚いています。
新聞紙の上に、色鉛筆やクレヨン、水彩絵具などでかかれた作品を
一点一点見ていくと、小さな台紙に向かう子どもたちの姿や
その手もとが浮かんでくるようで、ドキドキします。
こんなやりとりを15年続けてきた「遊んでアーティスト」。
そのワークシートブックが朝日学生新聞社から発売(12月8日)
されることになりました。「遊んでアーティスト」1、2
なつかしい子どもたちの作品も一部紹介しています。
1巻目はレオナルド・ダ・ヴィンチとゴッホ
2巻目は広重、写楽、北斎 にそれぞれ挑戦しています。
子どもたちには、楽しみながら目と手がつながっていくことを、
またゴッホ展などでゴッホの作品に接し興味をもたれた大人の方、
シニアの方には、今まで以上に気軽に絵の細部を
鑑賞いただければ幸いです。
書店以外にも、朝日新聞の販売店ASAからも購入することができるようです。
どこかでご覧いただき、挑戦していただくなどして、作品を
当サイトにメール添付でお送りいただければうれしいです。
asonde_ph.jpg
結城昌子

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2010/11/03

ゴッホ「風がはこんだ色彩」

ゴッホ展が東京乃木坂の国立新美術館で開かれています。
楽しみにしていたのに、まだ見に行けないでいます。
早く行かなくちゃ。
見ておきたい展覧会。2ヶ月あるからだいじょうぶ。
「そのうちに」なんて思っていると、あっという間に
会期は終わり。。(涙)。。こんなことよくあります。
皆さんはもう行かれましたか?
感想はどうでしょう?
「アルルの寝室」が復元されているそうですよね。
そういえば(この展覧会に合わせた訳でもないのでしょうが)
「ゴッホ 風がはこんだ色彩」(西村書店)という本の監訳
のようなお仕事をさせていただき、先頃出版されました。
イタリアの二人のアーティストの文と絵によるものです。
nishimura_gogh.jpg
ゴッホの心の動きを「風」とのやりとりで表した、大判の絵本です。
このシリーズには、シャガールやクリムトもあり、
それぞれが独特の表現スタイルで各画家に迫っています。
どこかでご覧になっていただければうれしいです。
結城昌子

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2010/10/13

ありがとうございます。

今朝というか昨日の深夜
NHKラジオ「わたしのアート交友録」で
お話しさせていただきました。
40分間ノンストップという講演以外では初めての体験。
しかもよくあるインターバルのBGMもはさまれていません。
お聞きになった方にはうまく届いたのか
聞いている方はいらっしゃるのか、と
思っていました。
放送時間帯の午前一時台から
このサイトアクセス件数が爆発。
普段目にしたこともないような数字になりました。
NHKラジオってすごいんですね。
メールもいただいています。
深夜に車で聞いている方もいらっしゃいました。
皆さん、ありがとうございました。
また、このサイトにも遊びにいらしてください。
そしてコメントを残していってください。
結城昌子

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2010/09/20

大塚国際美術館という空間

昨日19日、徳島の大塚国際美術館での
スケッチコンテスト表彰式に参加してきました。
いちおうわたくしが審査員(審査委員長?笑)ということで
館の方々に応援していただきながら、受賞作を決めています。
今年は、中学生高校生、一般の方々の作品に力作が多く
暑い日差しをあびて描き上げられた作品だと思うと
感慨深いものがありました。
みなさん、なにかのグループに属していらっしゃるのか
と思いきや、興味があってひとり黙々と描いて
いらっしゃる方が多いことを知って驚きました。
「この先、どういう絵の勉強をしたらよいでしょう」と質問されて
自分の若い頃のことを思い出していました。
「今回は対象が花でしたね。人間も描いてみてください」
とお答えしました。参考になればうれしいです。
それにしてもスケッチコンテストあり、
名画ナビツアーあり、浴衣で集まるイベントあり、
そして晩秋には「歌舞伎」公演もあり。。。
(システィーナ歌舞伎というのだそうです)
名画宇宙への親しみやすい入り口と豊かな奥行きを
つくりだすことにいっしょうけんめいな美術館。
10092001.jpg
映像として名画を見ていく楽しさも否定できませんが
絵画はもともと空間的存在であったことを
思い出させてくれる連休の一日でした。
結城昌子

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