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2016/05/29

ラジオ深夜便 ムーラン・ド・ラ・ギャレットと日本で再会

毎月第三火曜日の午前〇時半前後(日付は水曜ですね)に放送の
NHKラジオ深夜便「美術館に行きませんか?」で
ルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレットについてお話ししました。
今、東京の国立新美術館に来ていますね。
深夜便文化部「美術館に行きませんか?」
今月いっぱい聞くことができます。(後2日ですね)
良かったら聞いてください。
放送収録後に国立新美術館に行ってきましたが、
オルセー美術館同様、壁の色が暗くなって木漏れ日がますます
はっきり華やかに見えました。
今までパリに行っては会ってきた友だちが、
今度は東京に訪ねてきてくれたような気分になりました。
Renoir_moulin_web.jpg
ちなみにNHKラジオ深夜便「美術館に行きませんか?」の
<らじるらじる>今月分は今まであまり語ってこなかった
エゴン・シーレについてです。
シーレは私にとってとても大切な画家のひとりです。
またお知らせしますのであわせてチェックしてください。
6月になったらおそらく聞けると思います。
結城昌子

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2016/05/29

名画大好き少年のご紹介です。

私の本を見つけてくださった大阪、枚方市のお母様から
こんなメールが届きました。
「息子が2歳の頃から(現4歳)世界の名画にはまり、
名画を見て60人の作家たちの名前が言えるようになりました!」
image.jpeg
ほんと驚きですね。
なかでも好きな画家は
レオナルドダビンチ、ドラクロワ、アルチンボルド…というのですから
ますますびっくりです。
いつも話してきたことですが、
人の色感は子どもの頃に決定されてしまうという研究があります。
色感は残念ながら大人になってからでは
ほとんど良くはならないのです。
だから子どもの頃にいい絵をたくさん見ることが大切なんですね。
もちろん、音感も、味覚も、ひょっとしたら嗅覚も
みんな同じことが言えそうです。
勉強ばかりで感受性を育めないと、
社会的には優秀であっても、個人的な人生の豊かさを
失ってしまうかもしれないことを
多くのお母様方に知ってほしいと思ってきました。
色感だけでなく、
いい絵は人を励ましたり慰めたりする絶大な力を持っていると
私は経験的に感じてきました。
さらに、海外で言葉が通じなくても、
その国の有名な画家の名前が言えるだけで
ぐっと親密なコミュニケーションに発展した思い出があります。
いわば名画は世界の共通言語なんですね。
4歳で60作家を見分けられるなんて、
きっと素敵な大人になると思います。
結城昌子

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2016/04/12

4月から

春になりました。
NHKのラジオ深夜便でお話ししている時間帯が
変わりました。
火曜日の、以前と同じ時間帯
(日付が水曜日へと変わる夜中の12時半ころ)
「深夜便文化部」という枠の
「美術館に行きませんか?」というコーナーです。
一緒に名画のよもやま話を楽しんでくださるのは
アンカー須磨佳津江さんです。
4月の初回は19日の深夜(20日にかけて)。
よろしくお願いいたします。
radio_shinyabin.png
P.S.2月に放送されたクリムトの話を
本日4月12日までらじるらじるで
お聞きいただけます。
shinyabin2.png
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html
管理人may

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2015/11/22

ラジオ深夜便 

ニキ・ド・サンファルについて 
ラジオ深夜便で語りました。
今はこちらで聞けます。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/doga/k04.html
次回は春画展を取り上げました。今夜0時30分頃からです。
良かったらそちらもどうぞ。
結城昌子

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2015/11/17

村上隆の五百羅漢図展

現在六本木、森美術館で開催中の
「村上隆の五百羅漢図展」のオープニングに行きました。
ちょうどハロウィンの日だったので,
会場を行き来する仮装した人たちがとても華やかでした。
もちろん計画されたものです。
写真.JPG
写真 4.JPG
個人的には本当に迫力満点な作品を
ゆっくり鑑賞したかったので、
ちょっとサービス過剰気味にも思えましたが、
現代アートはパフォーマンス込みで作品なのだと思えば
それなりに面白かったです。
それにしても村上さんのパワーは驚きです。
キモ可愛いい羅漢さんが濁りのないキラキラ感で画面を埋め尽くす。
何ともゴージャスなんです。
写真 3.JPG
これぞ日本美術のDNA!? この作品好きです。
クリックすると少し大きくなります。
今回の五百羅漢図展は日本の伝統的な図像や
触発された文学など(制作風景も)も紹介していて、
世界に向けて「勝負」って感じの意気込みが
ひしひしと伝わってきました。
結城昌子

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