2017/09/15
ド・スタール、ご存知ですか?
毎週、続けている朝日小学生新聞の
結城昌子の「遊んでアーティスト」というページの
中の<この絵 知っておきたいな>というコーナーで、
ド・スタール『カモメ』を取り上げたところ、
大人の方からも「知らなかった。いい絵ですね」という
感想をいただいたので、ご紹介です。
ド・スタールは世界中に熱狂的なファンがいる一方、
41歳の若さで自殺してしまったため、
日本では意外に知られていないのかもしれません。
私は若い頃、エゴン・シーレとともに
ド・スタールのこの絵をよく見ていました。
クリックして拡大してみてくださいね。
子どもには暗すぎるかな?と思って、
ずっと掲載を避けてきましたが、
フランスでは小学生向けの画集にも載っているので、
思いきって紹介してみました。
子どもって案外、自由でたくましいことを学んでいます。
結城昌子
コメント
メイプルさんも、やはりお好きですか。
独創的で素敵な画家なのに、
意外に知られてないんですね。不思議!
日本人にとっても、
何かひっかかる魅力がある画家ですよね。
私も実は先のド・スタールの展覧会は、
見逃してしまったんです。残念でなりません。
日本でまた見る機会があるといいですね。
ド・スタールという画家は知りませんでしたので、図書館で『ファブリ世界名画集』平凡社版と、1993年に日本で開かれた「ニコラ・ド・スタール展」の展覧会図録を借りてきました。
≪かもめ≫は、娘にチェーホフの〈かもめ〉を読んで聞かせたあと描かれたそうですね。
カモメが向かっている先は…
海? 空? それとも自由な世界?
ド・スタールはこう言っているそうです。
「絵画空間とはひとつの壁だ。が、そこには世界中の鳥という鳥が自由自在に飛んでいる。」
ド・スタールの画業は、画集でみるだけですが、私にとって新鮮な驚きと、色彩と形を観る歓びを与えてくれたように思えます。
見逃した展覧会、またいつか開催されるといいですね。
素敵な画家を教えていただき、ありがとうございました。
M.Iさんがおっしゃるように、
ド・スタールの空間、なかなかいいですよね。
最後の落ちこぼれそうに、
でも必死に飛んでいる一羽が
画家と重なって見えたりします。
画家の事は初めて知りました。カモメは千メートル以上の高さを飛んでいるのかしらと思うほどの空の感じですね。この作品、いいですね。画家も一緒に飛んでいるのかも。
他の作品もネットで見ましたが子供向けに、ありの作品もあるなとは思いました。
回顧展とか、あるといいですね~