2016/05/29
名画大好き少年のご紹介です。
私の本を見つけてくださった大阪、枚方市のお母様から
こんなメールが届きました。
「息子が2歳の頃から(現4歳)世界の名画にはまり、
名画を見て60人の作家たちの名前が言えるようになりました!」
ほんと驚きですね。
なかでも好きな画家は
レオナルドダビンチ、ドラクロワ、アルチンボルド…というのですから
ますますびっくりです。
いつも話してきたことですが、
人の色感は子どもの頃に決定されてしまうという研究があります。
色感は残念ながら大人になってからでは
ほとんど良くはならないのです。
だから子どもの頃にいい絵をたくさん見ることが大切なんですね。
もちろん、音感も、味覚も、ひょっとしたら嗅覚も
みんな同じことが言えそうです。
勉強ばかりで感受性を育めないと、
社会的には優秀であっても、個人的な人生の豊かさを
失ってしまうかもしれないことを
多くのお母様方に知ってほしいと思ってきました。
色感だけでなく、
いい絵は人を励ましたり慰めたりする絶大な力を持っていると
私は経験的に感じてきました。
さらに、海外で言葉が通じなくても、
その国の有名な画家の名前が言えるだけで
ぐっと親密なコミュニケーションに発展した思い出があります。
いわば名画は世界の共通言語なんですね。
4歳で60作家を見分けられるなんて、
きっと素敵な大人になると思います。
結城昌子
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