logo
  • blog
  • my books

2012/07/23

子どもとアート「100人名画に挑戦」大塚国際美術館 

今年も、徳島の大塚国際美術館での夏のイベントのスタートを飾って、
「100人名画に挑戦」をしてきました。
昨年のマルクに続き今年も子どもたちを中心に、
お母さんも、お父さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも全員参加の
ワークショップになりました。
みんなで仕上げるひとつの名画。
今回はボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』に挑戦!
会場風景とでき上がるまでを10個に分けてandkids
の方にご紹介しました。
下から順に見ていっていただけると出来上がりまでの臨場感が伝わるように書いてみました。
ご覧いただけると嬉しいです。大塚国際美術館の広々とした会場や、清々しい窓辺の景色も是非見てください。
一部写真をアップしますね。
7.JPG
10.JPG
11.JPG
以下は重複しますが、私の感想です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アートの力って凄いです。と改めて声に出してみたくなります。
子どもたちはいつだっていい絵をみると何かを感じ、
触発されるのだと思います。そのくらい吸収力があるんだと
改めて感動します。
だから、よーく見ること、そして自分で描いてみること、
このふたつの体験は「目」と「手」と「心」をつないでいると
私は感じていました。
そしてそこに、みんなで完成させる。という
もうひとつの枠をはめてみることにしました。
孤独になりがちな今の時代、共同作業の苦手な子どももたくさんいます。
けれど、目の前にたった一枚の「名画」が存在するだけでひとつになる。
大塚国際美術館で行ったワークショップ「100人名画に挑戦!」を
終えて、一番嬉しかったのは私かもしれません。
会場を包みこむ親密な空気に、思わず何度もほろりとしました。
みんなが誰かの絵の横に並ぶために頑張ってる。
その姿がかけがえのないものとして愛おしくてなりませんでした。
実はこのワークショップ、いつかやってみたいと思い続けていました。
この企画は大塚国際美術館の夏のイベントとして考えたものです。
実現できるのは、やはり世界でも類を見ない大塚国際美術館だからこそだと思います。
もし、このブログを見て私も…と思うお友だちは是非徳島、鳴門まで
足を運んでください。この夏休みの間、毎日参加することができます。
今回用意したのは『ヴィーナスの誕生』が8セット。
なんと800人名画になるんですね。
それと、時間が限られている人のために
キリコの『不安がらせる女神たち』を5セット用意しました。
これから約40日間、大塚国際美術館の皆さんが
みんなの絵を応援してくれます。
私の仕事場もやっと全部そろえることができて、ホッとしています。
(もちろん大塚国際美術館の方々が夜遅くまで
丁寧に心を込めて準備してくれたことはいうまでもありません。)
でき上がった絵は美術館の一角に
(堂々と)イベント開催期間中展示されています。
このブログにもアップできたらいいなと思っています。
結城昌子
IMG_0150n.jpg

comments (2)

コメント

  1. 結城昌子 より:

    メイプルさん
    お久しぶりです。美術の勉強進んでますか?
    コメントありがとうございました。
    子どもたちのためにアートって何ができるのかずっと考えてきました。大人が救われるなら子どもだって・・・と思うけれど、なかなかむずかしい。今回のワークショップは私も気に入っています。
    ライブ感があってあっという間に時間が過ぎてしまうのです。
    いつも時間差が気になってしまう私にとっては、速く終わってしまう子どもも退屈しないし、のんびりも子は触発されて頑張る、って感じが好きです。
    ワークショップって時間と空間を共有することだと思いうので、その感じが上手くつくれたかな。
    ヴィーナスの裸を気にする子どもなんてひとりもいませんでした。この絵って子どもがみてもすんなり入れる愛すべき絵なんですね。
    結城昌子

  2. メイプル より:

    andkids のほうも拝見しましたが、結城さんの取り組みは素晴らしいですね。
    子どもたちが小さいときから「美術全集の中に入り込む」ように美術に親しみ、豊かな感性を持つことができたら、今問題になっている「いじめ」も無くすことが出来るかもしれないと思いました。

お気軽にコメントください。

コメントは、以下の項目を入力し「コメントを送信」ボタンから送信お願いします。