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2011/08/23

ときには新しい試みも

いまだに、手書きの文字をコチョコチョ書いているし、
ブリューゲル!なんて言っているし。。。
「結城昌子さんてオールドマスター(西洋泰西名画)作品ばかりが
好きな夢見るひと?」と笑われそうです。
たしかに「手もと」が好きな人間には違いありません。
でも、新しい試みに心を開いていないわけではありません。
今日、スタジオである録音をしてきました。
11_0823_yuki.jpg
手にもっているものを見ていただくと分かるのですが、今
「ぴくぴくぴくぴくピクニック」
というipadのアプリをつくっています。
あーとぶっくシリーズの中から
印象派の作品を「ピクニック」というお話しにのせて
つくりかえたアプリです。
残念ながらipad専用なので、
見ていただける方は少ないかもしれませんが
ゲームあり、ぬり絵あり、お絵かきありの
楽しいアプリです。
しかも原寸まで拡大できるので、そのまま原寸美術館です。(笑)
その本文をなんとなんと
予算の都合で私自ら吹き込んだというなんとも
「手づくり!」感満載のアプリ絵本です。
とはいえ、アプリづくりはたいへんで、
たくさんの人が応援・協力してくれています。
そういえば作曲してもらって唄まで歌っているんです〜!
詳しくはまたご紹介させてください。
発売はたぶん晩秋です。
結城昌子

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2011/08/21

いよいよブリューゲル!?

今朝の朝日小学生新聞「遊んでアーティスト」で
子どもたちに向け、次回の挑戦お題が発表になりました。
「雪中の狩人」で「ブリューゲルに挑戦!」。
「こちら側と向こう側の景色をかきわけよう」だそうです。
むずかしそう〜。でも涼しそうで楽しそう〜。
bruegel_all.jpg
ベルギー好きの結城が、これまでこの連載で
あまりブリューゲルを紹介してこなかったことに
首をかたむけていました。興味津々の画家のはすですから。
「子どもの遊び」を扱ったことがあるくらい、だそうです。
雪に降り込められたウィーンの美術史美術館で
望遠鏡を片手に!(笑) 数時間も
ブリューゲルの部屋に座っていたことがあると
エッセイであかしていました。
そこでブリューゲル作品に開眼したのだとか。。。
教えられてよくみるほど
ひきこまれるブリューゲルの絵画世界。
「雪中の狩人」の氷上、カーリングで遊ぶ子どもたちの姿は心和みます。
「よくみえる、いい目をしていたんだなあ〜ブリューゲルって」と
別の意味で驚きます。
carling.jpg
2週間ほど前、知人から誘われて、
今冬、東京・渋谷のユーロスペースで公開される
「ブリューゲルの動く絵(仮題)」を
試写室でみせてもらいました。
映画はみる方それぞれのものでしょうから、感想はおいておくとして。
映画「バスキア」の原案をかいた人が監督しています。
現代アーティストから16世紀の画家へ。
扱われているのはブリューゲルの「十字架を担うキリスト」。
ご興味ある方はぜひ映画館へ。
日本では昨年、大槻一雅さんという方によるブリューゲル版画を
扱ったアニメーション DVDがありました。
しぶくてなかなか楽しいものでした。
そういえば先の映画の主演(ブリューゲル役)は
あのルドガー・ハウアー。マリアはシャーロット・ランプリング。
ブリューゲルの楽しく味わい深い視覚世界が
新しい形でいよいよ注目されるようになるのでしょうか。
artand管理人may

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2011/08/18

andkidsブログをチェックしてみてください。

このホームページには2つのブログがあります。
このnewsブログともうひとつandkidsというブログ。
トップページの黄色い○のいちばん左をクリックしていただくと
あらわれます。
四国、鳴門の大塚国際美術館さんから、途中報告をかねて
『夏休みの自由研究』の仕上がり作品の画像が送られてきました。
中からいくつかをピックアップして、ご紹介させていただきますね。
(子どもたちからOKもらっているようですから)
そういえば今日はまだ18日。「残り13日もあるよ〜美術館にきてね」
ということにもなりますし。(笑)
さて『夏休みの自由研究』としてこの美術館で
どんなことができちゃうかといいますと。。。
今夏は「ドイツ年」なのでドイツの名画に焦点をあてています。
デューラーやアルトドルファーやフリードリッヒなど
(小さな子どもたちには、ちょっとむずかしいかな?)
鑑賞・体験するための「ひらめき鑑賞シート」を片手に、まずよく味わいます。
次に、4種の『夏休みの自由研究』シート(下の画像)の中から
好きなものを選んで、自分の思うようにその絵をまねてかいたり、
感想をかいたりして、家に帰って完成してもらおうというものです。
(で、いいと思ったら学校へ提出)
その途中のものを美術館スタッフさんがちょっと貸してもらったというわけですね。
4daishiai.jpg
ホルバイン、マルク、マッケ、クレーの4種類があります。
第1弾は夏休み早めの7月中に美術館を訪れた
子どもたちの作品の中から。
さあ、子どもたちはどんなことを感じているでしょう。
クリックしてみてください。
結城昌子

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