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2009/02/20

ジブリ美術館でのアートプログラム

先日行ったアートプログラム「名画は友だち」の報告です。
地域の小学4年生18名が集まって2日間、計36名が参加しました。
今回は、ジブリ美術館で開催中の『小さなルーヴル美術館」
での鑑賞を目的にしてみました。
流れを簡単にご報告しますね。
まず、大きな地球儀で日本とフランスを探すところからスタート。
あらかじめ用意したナビカードを使って
4組のグループに分かれて宝探しゲームのはじまりです。
これは絵をよく見るということのきっかけ作りです。
「早くみつけたからって勝つのでも偉いのでもない。
よく見て探すことが大切だよ」
答え合わせをしながら展示された作品の中から、
それぞれのお気に入りをみつけて、みんなにその理由を披露。
簡単な解説を子どもたちとの対話形式で行いました。
「いい絵は友だちのようなもの。気が合う絵とは長くつきあって、
だんだんと背景を知っていこう」
その後、みんなポストマンになろう。と呼びかけ、
選び出したお気に入りの絵について手紙を書きました。
「好きな絵のことを誰かに伝えよう」宛先は自分自身。
数日後、手紙はジブリ美術館のスタッフの手により
特製絵はがきとなって、各自の家に郵送されます。
こんな流れで1時間半のプログラムを作りました。
複製による展示なので、近づいたり触れたりして
走り回りながら夢中で絵の隅々まで見入っている
子どもたちの表情が心に残りました。
好きな絵の傾向としては、晴れやかな風景画の人気が高く、
平和やエコロジーなど時代の空気が反映されていると感じました。
ジブリ美術館のスタッフのみなさん、お疲れさまでした。
楽しいひとときをありがとうございました。
結城昌子
IMG_2235ss.jpg
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comments (1)

コメント

  1. ジブリ美術館でのアートプログラムのご報告,ありがとうございました。
    結城昌子さんが投げかけられたことばや,プログラムの内容等,私自身大変参考になりました。
    写真を拝見させていただくと,複製とはいえ,図版に関する印刷技術はもちろん,額縁や背景の壁の色等へのかなり本格的な展示であったことが伝わってきます。
    子どもたちとルーブル美術館との素敵な出会いとなったことは間違いないと思います。
    私のブログでもご紹介させていただきますので,よろしくお願いいたします。

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