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2008/10/06

ピカソのピカソ

先週金曜日にピカソ展の内覧を見せていただきました。
国立新美を見てから、サントリー美術館へと回りました。
今回展示されているのはパリのピカソ美術館所蔵のもので、
ピカソが最後まで他人に渡さなかった作品。
ですから、傑作ぞろいです。
おまけに二館での同時開催ということもあり
興味深く見せていただきました。
驚いたのは、新美の広い空間でみるピカソ作品が
思ったよりのびやかな感じであること。
パリのピカソ美術館は入り組んだつくりのお屋敷ですから、
展示スペースが小さく(それはそれで味わい深いのですが)
隣の作品に遠慮して肩身狭く壁にかかっているという印象を
持っていました。
新美の大きな空間でみる
小さな銅版画のシリーズなども楽しいものですね。
サントリー美術館の展示では
「少し明かりが暗いかな」という印象を持ちましたが、これも
月夜に眺める「日本でのピカソ展」という感じです。
「海辺を駆ける二人の女」の絵のサイズ。
この迫力の作品、皆さんはどれくらいの大きさだと思いますか? 
サントリー美術館でご覧になって確かめてみてください。
結城昌子

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2008/10/02

はじめまして

artandスタッフの小江戸むらさきです。
10月よりartandのNewsがブログ形式になりました。
今まで以上に新しいNewsや更新情報など
いち早くお届けできると思います。
近日中にはessayページで結城の新しいエッセイも始まります。
また、and goodsページでは10月26日まで開催の『ミレイ展』の
ご招待券のプレゼントもありますので、ぜひご応募ください。
結城をはじめ、私たちスタッフも
artandがもっとみなさまの身近なサイトであるように
頑張っていきたいと思っています。
Newsブログではみなさまからのコメントもお待ちしています。
お気軽にcommentsをクリックしてくださいね。
artandスタッフ/小江戸むらさき
millais.jpg
『ミレイ展』の招待券。
詳しくはand goodsをご覧ください。

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2008/09/30

Picasso!

「ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力」が
9月27日に発売されました。
私自身、体系的にピカソの絵に親しんでいたわけではありませんでした。
かわいい絵とか不気味な絵とか感じるままに並べていたら、
こんな本になったという感じです。
この本を参考に自分だけのピカソの絵の見方を
発見していただけたらうれしいと思っています。
絵の見方は人それぞれのものですから。
結城昌子

picasso_new.jpg

「ピカソ 描かれた恋-8つの恋心で読み解くピカソの魅力」
小学館刊¥1,890

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2008/09/30

山本勉先生著書「運慶にであう」

山本勉先生の「運慶にであう」という本づくりのお手伝いをしました。
この春、運慶のものだとされる仏像が、アメリカのオークションに出され
大騒動になったことがありました。
知らずに運慶の本をつくっていた私はびっくり。
この本のジャケット写真はその「大日如来像」です。
最新の成果を盛り込んだ運慶研究の最前線報告でもあるのですが、
同時に著者のお人柄がにじみ出た親しみやすい語り口が魅力の本です。
下の写真でみる大日如来像ももちろんすばらしいのですが、
本の表4側のX線写真もいいのです。胸がときめきました。
こういう風に仏像を眺めてもいい時代になったんですね。
いつかこうなることを予測していて、運慶も喜んでいるような
気がなぜかしています。
結城昌子

unkei.jpg

「運慶にであう」
小学館刊¥2,310

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