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2008/10/20

液晶絵画&ミレイ

東京恵比寿の写真美術館での「液晶絵画展」が
おもしろいと知人から教えられ、最終日に行ってきました。
おもしろかったです。
興味深いという方が適切かもしれません。
千住博さんの「水の森」がいい感じでした。
ご覧になっていない方のために簡単に説明すると
大きな薄型液晶モニタが縦にいわゆる屏風状に並び、
そこに氏が墨(グレーに輝く)一色で描いた「水の森」を取り込み、
部分的にほんのわずか木々や水面が風にそよぐように動かしています。
ほかにも、森村泰昌さんのフェルメール作品になりきった動画や
中国作家の作品、ビル・ヴィオラやブライアン・イーノの
昔の作品もなどもあり、十人十色の液晶絵画が並べられていました。
      ◎
数日後、渋谷の文化村で開かれている「ミレイ展」をのぞきました。
液晶絵画展の入場者の年齢層とはまったく異なる
年配の女性の方で場内がとても混雑しているのには驚きました。
英国のラファエル前派のミレイの「オフェーリア」はやはり魅力的でした。
この画家の力量について印象を新たにしました。
「今にも動きそうな絵」という言い方があります。
絵画の質の高さを表現していることばでしょう。
液晶絵画と、力のある油彩画、ふたつの方向を堪能しました。
結城昌子
液晶絵画.jpg

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