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2008/10/06

ピカソのピカソ

先週金曜日にピカソ展の内覧を見せていただきました。
国立新美を見てから、サントリー美術館へと回りました。
今回展示されているのはパリのピカソ美術館所蔵のもので、
ピカソが最後まで他人に渡さなかった作品。
ですから、傑作ぞろいです。
おまけに二館での同時開催ということもあり
興味深く見せていただきました。
驚いたのは、新美の広い空間でみるピカソ作品が
思ったよりのびやかな感じであること。
パリのピカソ美術館は入り組んだつくりのお屋敷ですから、
展示スペースが小さく(それはそれで味わい深いのですが)
隣の作品に遠慮して肩身狭く壁にかかっているという印象を
持っていました。
新美の大きな空間でみる
小さな銅版画のシリーズなども楽しいものですね。
サントリー美術館の展示では
「少し明かりが暗いかな」という印象を持ちましたが、これも
月夜に眺める「日本でのピカソ展」という感じです。
「海辺を駆ける二人の女」の絵のサイズ。
この迫力の作品、皆さんはどれくらいの大きさだと思いますか? 
サントリー美術館でご覧になって確かめてみてください。
結城昌子

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